キセルには、色んな種類がありますが、今回は、柘植(つげ)製作所の「黒船煙管」を購入したので、分解してみます。
黒船煙管の定価は、2,000円(税別)なのですが、たまに高額で転売しているサイトがあるのでご注意ください。
黒船煙管
どこまで分解できるのか、画像で見ていきます。▼全長16センチです
左から、火皿、羅臼(らう)の先端、羅臼の胴体、吸口となっています。
一般的に、ニッケル製や銀製の延べキセルは、火皿の根本に水蒸気が溜まりやすく、掃除が難しいのですが、黒船はそこを分解して洗えるのが良いです。
羅臼(胴体の部分)は真っ直ぐで、掃除しやすいです。一般的な煙管は、羅臼が木製(竹など)なので、タバコの葉に含まれた水分で腐食してしまうんですね。
その点、黒船煙管は、すべてニッケル製なので劣化の心配がありません。また、金属製ですが吸口までのアプローチが長く、吸口や持ち手が熱くなることもありません。
火皿は、普通の煙管の1.5倍くらいの容量があり、小粋など、国産の刻みタバコの他、外国製のシャグも吸いやすくなっています。
唯一の欠点をあげるとしたら、火皿のネジが細いところです。どこかに強くぶつけると、折れてしまいそうです。ほかの部分は、しっかりした作りなので、丁寧に扱えば半永久的に使えるでしょう。
見た目も重厚でシブい感じですし、竹など木製の煙管より、はるかに長持ちします。
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