キセルでタバコを吸っていると
「フィルターがないから健康に良くないのでは?」
と、よく聞かれます。
個人的な感覚ですが、タバコをキセルで吸ってもまったく変わりありません。むしろ、普通のタバコより害が少ない気がしています。
今回は、その理由を書いていきます。
フィルターの有無
キセルで心配されるのが「フィルター無しで煙を吸いこむと体に悪いのでは?」という話です。僕は、タバコを14年間吸っていて、そのから煙管(キセル)に変えて6年になります。
その経験からすると、タバコのフィルターのある無しは、関係ないと思います。
もしも普通のタバコのフィルターに、強力なろ過の効果があるなら、とうぜんニコチンも濾過するはずです。ニコチンが吸い込めないと、依存も起こりませんよね?
つまり、あのフィルターは濾過するのではなくタバコを吸いやすくしてるだけだと思います。
実際、キセルの煙も、セブンスターの煙も、吸ったときの重さは変わらないように思います。
ケムリの量が少ない
僕がキセルが良いと思うのは、普通のタバコより圧倒的にケムリの量が少ないからです。普通のタバコに比べたら3分の1以下です。その証拠に、たとえば閉め切った車中で、紙巻きタバコを1本吸うと車内はケムリが充満しますよね。ところが、キセルを同じだけ吸っても、あんなにケムリだらけにはなりません。
これには、タバコの「紙」が大きく影響していると思います。普通のタバコは、紙も一緒に燃えるため、そのケムリが出ます。つまり、燃えた紙のケムリも吸ってしまっているのです。
その点、キセルは、葉っぱのみが燃焼してるのでケムリが少ないのです。
ご覧のように、火は点いていますが、吸い込んでいないときにケムリは出ていません。
ケムリが少なければ、とうぜんカラダにも良いです。じっさいに、キセルに替えてから息苦しさが減っています。
また、普通のタバコを吸っていたときは、服から髪の毛まで、全身にタバコの臭いが染み付いていました。キセルは、服や髪の毛に付くタバコの臭いが劇的に減ります。
吸う量が減る
キセルにデメリットがあるとすれば、吸いにくいところです。普通のタバコは、口にくわえてライターで火をつければ、すぐに吸えますから。一方、キセルは、まずタバコの葉を丸めて詰めます。それを装填して火を点けます。若干湿っているので火もつきにくかったりします。
つまり、キセルは吸うまでの過程が面倒ですが、そのおかげで、吸う量がグッと減るメリットもあります。また、普通のタバコのように、無意識に吸ってることが無くなり、吸う量が減れば、とうぜん体にも良いです。
まとめ
以上の理由から、僕はタバコよりキセルの方が健康の害は少ないと考えます。ポイントは3つです。
- フィルターは無関係
- ケムリが少ない
- 吸う量が減る
とくにケムリの量が重要です。
普通のタバコを吸っていたころは、髪の毛にすごいニオイが付いて、洗ってもほとんど落ちませんでした。
それが、キセルに変えてから、ニオイが付かなくなりました。それだけでもメリットだと感じています。
いろいろな要素があるので、簡単には比較できませんが、 僕の個人的な感覚では、キセルの方が、健康的にも経済的にも、負担は軽いと思います。
タバコの量を減らしたい、経済的にももう少し安くしたい、と思ったら、ぜひキセルを試してみてください。